周囲の70歳になる家族や知人に、どんなお祝いをして、どんなプレゼントを渡したら良いのでしょう？ここでは70歳のお祝いといわれる古希について、マナーやポイントを詳しくご紹介していきます。
古希とは70歳の長寿祝い
そもそも古希とはどんなお祝いごとなのでしょう？還暦は満60歳の方へのお祝いで、昔は還暦が長寿祝いとされていましたが、現代では寿命が長くなったため、「人生の再スタートをお祝いする」という意味があります。そののちに来るお祝いごとの古希は満69歳(70歳)の「長寿祝い」。現代では古希が本格的な長寿祝いということになりますね。まずは古希の由来にふれていきましょう。
古希祝いのテーマカラーは紫
長寿祝いとされているものには、代表的なカラーがそれぞれ存在します。還暦のテーマカラーは赤ですが、古希のテーマカラーは紫です。そのため古希のプレゼントは、上品な紫を使ったプレゼントを贈りましょう。
古希の由来は中国の詩人・杜甫
古希の由来は、中国の唐の詩人「杜甫」の詩の一節にある「人生七十古来稀なり」という言葉から。この言葉からも、昔は70歳まで生きることは珍しかったことが読み取れます。詩の前文には、「酒債は尋常行く処に有り」という一節があり、「今のうちに沢山お酒を飲んで楽しんでおこう」という意味から、お祝いごとに繋がっていったんですね。
2021年に古希を迎えるのは満年齢で1951年生まれの人
自分の家族や友人や知人など、正確には何歳になれば古希にあたるのか？と疑問に思っている方も多いはず。古希は満69歳で、数え年70歳をさすため、2021年に古希を迎える人は、満69歳の1951年生まれの人になります。
満年齢と数え年の違いとは？
現在、日本では満年齢で数えていくのが一般的です。生まれた赤ちゃんの年齢の数え方を例に挙げて、満年齢と数え年の違いを見ていきましょう。満年齢とは生まれた年を0歳として数えていく方法で、数え年は生まれた年を1歳として数えていく方法になります。たとえば2020年4月5日に生まれた赤ちゃんの場合、満年齢では2021年の4月4日まで「0歳」です。
古希祝いで気をつけたいマナーは？
古希は長寿祝いとはいうものの、還暦同様に「次の人生のステップアップ」と考えて、お年寄り扱いするのは失礼にあたります。そのため、贈り物などで「老い」や「死」などを感じさせるものは避けたいところ。例えば数字の4や9が付くもの、ハンカチなどは縁起が悪いとされているので注意しましょう。
古希祝いのギフト相場は相手によって異なる
気になるギフトの相場ですが、贈る相手との関係性によって異なってきます。相手が両親の場合は2万円〜3万円、祖父母や親戚は1〜2万円前後、それ以外の場合は数千円、というのがおおよその相場です。
おすすめの品物ギフトをご紹介
お祝いする相手との関係性によって、ギフトの相場感や贈るものが少しずつ異なってきます。ここからは贈る相手別にギフトをご紹介していきますので、プレゼント選びの参考にしてください。
女性へのおすすめギフト
1. 紫色の上品なストール
女性への古希ギフトは、上品な紫のストールがおすすめです。モダール100パーセントの生地はまるでシルクのように肌触りの良い質感。お出かけのアクセントになりますね。
2. 手元に気品ある腕時計を
少し高級なものをプレゼントしたい方には、腕時計がおすすめ。あまり重さのない腕時計を選ぶのもポイント。いくつになっても手元には良いものをつけたいですよね。
男性へのおすすめプレゼント
1. 粋な扇子
男性へのプレゼントであれば、粋な扇子のプレゼントはいかがでしょう？暑い夏を乗り切るお供にぴったりです。
2. 江戸紫のオールドグラス
親戚や知人、どんな関係性の方にも贈れるオールドグラス。江戸切子の代表的な文様「矢来（やらい）紋」と「魚子（ななこ）紋」の組み合わせが彫刻され、江戸紫が上品なグラスです。
母へのおすすめプレゼント
1. もらって嬉しいバッグのプレゼント
何かとお出かけの時に重宝する2wayバッグ。用途やいつも使っているサイズ感を考えながら選ぶと喜んでもらえそうですよね。上品な紫で、人目をひくこと間違いなしです。
2. カラーバリエーション豊富な長財布
新しいスタートの日にお財布を買い換えるのもおすすめです。スタンダードなカラーから、少しビビットなカラーまで、カラー展開豊富なPlog(プログ)。暮らしに寄り添ったデザイン性と機能性が嬉しいですね。
父へのおすすめプレゼント
1. 重宝する！紫色のニットベスト
父への贈り物には、すてきなベストはいかがでしょう？使い勝手の良い落ち着いた紫色は、古希祝いならではのカラー。肌触りの良いメリノウールは着心地がよく、長持ちしてくれます。
2. 金箔入りの純米大吟醸
お酒好きの方なら、日本最高ランクの純米大吟醸がおすすめ。職人が染めあげた紫の瓶に、古希祝いのメッセージも添えて贈ることができます。
おいしい食事で古希祝い！
プレゼントを渡す以外にも、おいしい食事で古希祝いをするのもおすすめ。札幌や東京、千葉などのエリアで古希祝いにぴったりなレストランを8店ご紹介します。おいしい料理やくつろぎやすい雰囲気のお店でのお祝い会は、きっとすてきな思い出になるでしょう。
1. 札幌のおすすめレストラン「閤 ～CUGURIDO～」
赤レンガから見下ろす美しい夜景と共に食事が楽しめる「閤 ～CUGURIDO～」。完全個室で北海道の旬の海鮮や炙り料理まで、こだわりのメニューが楽しめます。
2. 東京のおすすめレストラン「BREEZE OF TOKYO」
マルビルの最上階に位置する、「ブリーズ・オブ・トウキョウ」。ジャズやソウルといった音楽が店内に流れ、黒を基調としたモダンな空間が出迎えてくれます。季節の旬な素材を生かしたフレンチ料理で、ちょっとオシャレなお祝い会はいかがでしょう？
3. 千葉のおすすめレストラン「グランカフェ」
こちらは千葉の舞浜に位置する「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」の「ブッフェ・ダイニング グランカフェ」。カラフルで活気の溢れる明るい店内で人気のローストビーフや季節の料理が楽しめます。
4. 埼玉のおすすめレストラン「東天紅 JACK大宮店」
埼玉のおすすめレストランは、本格的な伝統中国料理レストラン「東天紅 JACK大宮店」。日本人好みにアレンジされた、広東・福建料理が楽しめます。JR「大宮駅」から徒歩5分圏内なのも嬉しいポイントです。
5. 大阪のおすすめレストラン
「夜景×個室 肉割烹 牛若丸」は、名前の通り大阪の夜景を眺めながら、お肉料理が楽しめる完全個室のレストラン。くつろぎの空間で、話も盛り上がりそうですね。
6. 名古屋のおすすめレストラン
創業190年の伝統を誇る「名駅 なだ万茶寮」。モダンな和の空間が楽しめます。JR「名古屋駅」直結なので、アクセスの面でも便利。セントラルタワーの13階に位置しています。
7. 神戸のおすすめレストラン「鉄板焼 心／ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」
「鉄板焼 心／ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」では、神戸港を横目に、鉄板焼きや本格的な日本料理を楽しめます。普段とはひと味もふた味も違う、上品な食事で感謝の気持ちを伝えてみては？
8. 福岡のおすすめレストラン「旬や みなくち」
ゆったりとくつろぎの空間を楽しめる「旬や みなくち」では、こだわりの旬素材を生かした日本料理が楽しめます。オーナーが買い付けた種類豊富な日本地酒も自慢のお店です。
古希祝いには温かいメッセージを送ろう
レストランでお食事をしたり、ギフトのプレゼントも嬉しいですが、何より嬉しいのは気持ちですよね。普段から感じている感謝の気持ちを、伝えればきっと喜んでくれるはず。ここからは感謝の気持ちを伝えるメッセージカードや書き方についてご紹介していきます。
カードや写真と一緒にメッセージを送る
メッセージと一緒に写真を添えると良いでしょう。思い出を振り返ることで会えない日々や、元気が出ない時の助けになってくれます。近年ではアルバム風にした写真集とメッセージをプレゼントされる方も増えてきていますよ。
相手別に送るメッセージの書き方！例文と一緒にご紹介
ここからは相手別にメッセージの例文をご紹介していきます。書き方がわからないという方は、ぜひ参考にしながら感謝の気持ちを伝えてみてくださいね。
父・母への古希祝いメッセージ
お父さん、お母さん
古希おめでとう！
二人が愛を注いで育ててくれたおかげで、ここまで幸せに過ごせています。
これからも健康に気をつけて、いつまでも元気な二人でいてください。
いつも本当にありがとう。これからもよろしくね。
義父・義母への古希祝いメッセージ
古希おめでとうございます。
今年で70歳には見えない、若々しくて素敵な二人にお会いすると、
自分たちもこんな風に歳を重ねたいと思わずにはいられません。
これからも身体に気を付けて長生きしてください。
親戚への古希祝いメッセージ
おじいちゃん、おばあちゃんへ
古希おめでとうございます！
いつも優しく見守ってくれてありがとう。
なかなか会えないけど、こうやってお祝いすることができて嬉しいです。
これからも健康第一、素敵なおじいちゃんおばあちゃんでいてね！
社長・上司などの会社関係者への古希祝いメッセージ
古希おめでとうございます。
信じられないほどお若く、いつも元気な〇〇さんに感銘を受けており、
自分も負けじと頑張っていかなければと思っております。
ちょっとしたものですが、お祝いの品を送らせていただきますね。
〇〇さんのご健康とご活躍をお祈りしています。
恩師への古希祝いメッセージ
古希おめでとうございます。
今年で〇〇先生と出会って◯年になりますが、お元気でお過ごしでしょうか？
きっと〇〇先生のことですから、毎日元気に楽しく過ごされていることだと思います。
これからもお身体にお気をつけてお過ごしください。
70歳から始まる新たな未来を心からお祝いしよう！
いまの時代、70歳はまだまだ人生これから…という年齢です。新たな未来に向かって気持ち良く足を踏み出せるよう、しっかりお祝いをしてあげたいものですね。今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ思い出に残るお祝いにしてください！